辰野が誇るホタルの名所、バリバリシーズンオフの松尾郷ほたる童謡公園にいってきました。ほのぼのムードあふれる児童遊具のなかに異な物体がちらほら……

 どうしていいか、ただとまどうばかりの子ども 

松尾郷・ほたる童謡公園は、梅雨時ともなると一万匹以上のホタルが飛び交い、ほたる祭りを目当てに多くの観光客が訪れる有名スポット。親子連れやカップルがきらきらした表情で、辰野駅からぞろぞろぞろぞろと歩いている様子は、「銀河鉄道の夜」の一場面、「ケンタウル祭」を彷彿とさせる。

そんなロマンチックな公園であることは確かなのだが、日中は近隣の子どもたちの憩いの場としての顔も。


かなり充実した遊具




すべり台になっているキャラクターは「ぴっかりちゃん」というらしい。


たつのパークホテルに売っていた「ぴっかりちゃん」辰野町のゆるキャラ。けっこうカワイイ。

「ぴっかりちゃん」をはじめとするカラフルな遊具がファンシーな雰囲気を醸し出しているなか、周辺をよく見るとなんだかおかしな遊具が異様な存在感を放っている。


なんだろうね。この不安しか感じない造形は。なんか色合いからしても小腸とか血管とか臓器っぽいイメージしか浮かばない。


そんでこれね、なんかアップダウンを利用して足腰を鍛えてくださいっぽい想像はできるけど……


じゃあこの突起物は何なんだろうね、もうね歩いてても邪魔でしかない。つかまりやすそうな形ではあるから、つかまって登るのかな、クライミング的な遊び最近流行ってるもんね


つっても、めっちゃ突起物と突起物の間隔広すぎっていうね。


斜面も案外なだらかだし、突起物につかまって登ったら必然的にトカゲみたいな恰好にならざるを得ないし、この間隔だと突起物から突起物へ手が届くの、大人だけだと思うんだよね。突起物をつかまえながらトカゲのように緩い傾斜を這う大人……どんだけ突起物っていわせるの。


突起物の確変大当たりきた。


なにこの、オサレなOLさんが頭洗うときに使うやつみたいなやつは。もうこれにいたってはどう考えても遊び方が思いつかないし、娘も眉間に皺よせて遠巻きに見てたよね。母が「あれで遊ぶ?」って言い切らないうちにかぶせ気味に「イヤ」って。これイヤイヤ期関係ないほうのガチの「イヤ」だと思うたぶん。わたしもなんかやだもん。あ、あれかな、そうだそうだ、この長いVerの突起物につかまって、子どもたちがぐるぐる回るあれでしょ。つかまりどころがたくさんあったほうが安全だもんね。これだけあれば小さい子でもまず振り落とされないだろうから、これだいぶ勢いよく回るぜー!すごい回るんだぜ絶対と思っておもっきし土台を回そうとしてみるもびくともせず。なんなの一体。

あ、更年期かな?くらいの若干のいらだちを覚えながら、天気もいいからもっと周辺を散策してみるかと、ウロウロしているとホタルマンホールも発見。


マンホール女子嘱目まちがいなし!ここにも蛍が!しかしマンホール女子ってなんかすごい言葉だな。

そしたら、これまでとはまったく別の意味で恐ろしいものに出会いました。つづく……