せっかくなので伊勢神宮の参拝がえりに周辺をぶらぶらしてきました。まさか鈴鹿の料理屋で速水もこみちの凄さを目の当たりにすることになろうとは……


ついでに寄った夫婦岩と二見シーパラダイスがまさかの大当たり、楽しめる穴場でした 

伊勢神宮参拝編はこちらです

伊勢神宮のほど近くに(とはいっても徒歩では無理)夫婦岩という観光名所がある。この夫婦岩と「二見シーパラダイス」なる水族館は、徒歩で往来ができるようになっている。

 夫婦岩

夫婦岩
水をかけると願いが叶うという、満願蛙もいる

夫婦岩

夫婦岩
偽装表示には厳しい世の中だから、しかたがない。


伊勢といえば、鳥羽水族館が有名のようだけど、二見シーパラダイスも負けていない(と思う)。式年遷宮の盛り上がりが嘘のように静寂に包まれているし、そのうえアシカやセイウチなどの海獣をものすごく近くで見物でき、接触も可能。とくにセイウチの迫力は尋常でなく、小さなお子さんは大興奮で歓喜するか、恐怖のあまりひきつけをおこすかのどちらかだろう。というくらい生き物が近い。混雑する施設ではなかなか経験できるものではないのでおススメです。(近くのサークルKで、割引入場券が買えます)

二見
アシカはぬめぬめしていた

二見
見た目は恐ろしいがセイウチはザラザラとした感触がいい感じ。

二見
ヤッホー僕、イルカだよ。

二見
壁を相手にキャッチボールができるんだぜ!

二見
ぽーーーーい。

二見
キャーッチ!どうだすごいだろう愚民ども。バカ面さげて喜んでおるわ。ちょろいな人間。



ついでのついでに寄った和食料理屋でかいま見た速水もこみちのすごさ 


三重県鈴鹿市白子にある「津弥や(つやや)」という和食屋さんの料理長がすごい。という噂を聞きつけ、寄ってみた。

つやや
津弥や さんのFacebookページより)
 

どんな風に凄いのかと言えば、「伊勢神宮遷宮式」にて、「古式四条流包丁道」を天皇陛下に御奉納された腕前。という凄さ。

古式四条流包丁道とは、平安時代より続く日本料理の流派。烏帽子、直垂という正装にて、包丁と真魚箸を巧みに操り、素材に手を触れることなくさばく。という。 なんかすごい。

出された料理に夢中になっていたため、料理長が素材に手を触れていなかったかどうかはわからないが(というか普段はやらないだろうけど)、白子名物の穴子の天ぷらや新鮮な魚介を堪能させていただきました。お値段も手ごろ、雰囲気もステキなお店でございます。

ムツゴロウさんより過激に動物を愛することで有名な組織の方々や某ピーターギャレット氏の目に触れないようにこっそりとついでに報告させていただくと、鯨も美味しかった。

中でも私の記憶に残ったのが、料理長がつぶやいたお言葉。「あの、もこみちだっけ?朝の。そうそう、料理コーナーやってる男前の。あの、もこみちってのはなかなかだね。発想が素晴らしい。彼はいい腕前だよ」

エメンタールだのリコッタだのそんなチーズやらアーティチョークやらがやすやすと手に入るようなブルジョアジーな生活してねーし、簡単に作れるかも知れないが材料揃えるのが簡単じゃないわという、早朝から素材重視、コスト無視のオシャレくそ料理だという偏見をもっていたが……。どうやら、もこみちは凄いらしい。古式四条流包丁道の使い手が褒めていたので間違いない。今後は考えを改めテレビの前で正座の上、視聴させていただくことにする。


一番楽しかったのは二見シーパラダイスかしら~エピローグ~ 



戦後のGHQによる「3S」、いわゆる「スクリーン、スポーツ、セックス」の推進で日本人の大和魂を骨抜きにし、一億総豚化させたとされる政策。あれの隠された一つじゃないかってくらい「スピリチュアル」はちょっと斜めにみている。「4S」。4S政策でもって、日本人は自ら考え動くという力を奪われ、右と言われれば右へぞろぞろ、左と言えば左へウロウロ。

とにかく、わけのわからないものを、他人に言われるがまま受け入れる、盲信するってのが嫌な偏屈野郎の私。もちろん「神様」なんぞ、崇めちゃいません。困ったときに神様が導いてくれるなんて、さらさら思っちゃいませんし、実際、なんも助けちゃくれません。

日本中の人々が初詣にて「世界平和」をお祈りしているというのに、神様ときたら、それすらガン無視。毎日どこかで悲劇は起き、ラブアンドピースはどこへやら、戦争は無くならないし、灯油は高いし、汚染水はダダ漏れだし、ネグレクトや虐待は一向に減らず、楽天セールはたいして安くもなく、またぞろ刃物をもった男がウロウロ。食材の偽装も後を絶たず。

神様はいないけど、人間どうしがお互いの権利を奪いあうことなく、上手くやっていくためにも秩序は必要で、その「秩序」の象徴として「神」的なものを置いておきましょう。そのシンボル的な何かが「目を光らせてますよっ」ってしとけば、目先のことしか考えないタイプの人間たちも、バチが当たる的なことを怖れ、うまく回るわけです。と、思っていました。

と、思っていましたが、先日とあるニュースをみて、(某タレント議員が某国の象徴たる某お方に某お手紙を的な件ね)何かこう、シンボリックな人物に対して、ある種の「畏れ」が自分の中にたしかに存在しており、そういう畏怖の念的なものがなくなっていく社会は、それこそ恐ろしや……。という第一印象を抱いてしまった自分に、八百万の神を恐れ敬い共に生きてきた日本人スピリッツを垣間見たので、あ、なんか、昔からのものとか風流とか大事~と思った。

ので、伊勢神宮へ行ってきたのです。 (へそまがり)

結論として、一番楽しかったのは、写真の多さからお察しのとおり、「二見シーパラダイス」でした。 

IMG_5107
(おまけ)


後日談ですが、伊勢神宮参拝から帰ってひと月くらいかな……。
このご時世に、家人の昇進が決まりました。

ま、まさか……ご利益……。お、恐るべし、伊勢神宮。
 
ちなみに、へそ曲がりな私にはなにも起こりません仕事ください。




さらに後日談……参拝から数か月……。
うだつの上がらない私にも大きな仕事が舞い込みました。
まさかの妊娠出産。
そうきたか!!



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